春野菜の作づけ相談 

昨日、いつもNPOひょうご農業クラブにおいしい野菜を出荷してくれている農家の人たち数人に集ってもらって春野菜の作づけの相談をした。

今から年間で最もたくさんの種まきや苗作りが始まる。それに私たちのクラブでは”市”の開催や”宅配”、コミュニティングレストラン”よりあい向洋”への納品などがあるので多品種栽培が必要となっている。どれくらいの品種の種まきをするのか書き出してみると30数種類にもなる。品目で数えるとその倍にはなるだろう。ジャガイモといってもメークイン、だんしゃく、アンデス、レッドムーンと4品目のものを作るという具合である。

面白いことだが作り手にも得手、不得手や好き嫌いがある。私の場合だとトマト、春菊、白菜、キャベツがそれにあたる。もちろん得意で好きなものは多い。そんな話から始まって、日ごろの苦労話や今どうしようかと困っていることの相談ごとなどが入り込み、あっという間に2.5時間が過ぎてしまった。

細かい割り振り計画はできなかったが、お互いに自分の作りたい作物を上手に作って食べる人たちに喜んでもらうようにしましょうということになった。

追記

困っている話のひとつ−トマトの嫌地対策−

赤穂の吉水さんは長さ10メートルほどのあまり大きくないビニールハウスを持っている。その中でトマトを作りたいが、このハウスでは昨年、1昨年とトマト栽培をしたので今年はもう植えるところがないという。

トマトは連作を極端に嫌うので同じ土のところでは5年くらいは作れないとのこと。さてどうするか。

1.土を入れ替える ・・・ 大変な作業でやりきれない

2.植木鉢に植える ・・・ よほど大きな植木鉢でないと大きく根を張る                ので作れない。コストが合わない。

3.消毒方法はないのか

     1.ガスバーナーで土を焼くとよい

    2.木酢、竹酢液をかける。粉炭を入れる

4.2年くらいの連作なら大丈夫なのではないか

そんな意見やアドバイスが次々出てきた。当の吉水さん、この中のどの方法を取り入れるのか楽しみである。

文・増田 大成

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