春野菜の種まきが始まりました いよいよ春です。春野菜の種まきの時期になりました。先日姫路市の「山陽種苗」に行き、30数種類の種を買ってきました。早速種まき作業の開始です。 しかし、その前に計画を作らなくてはなりません。大事なことはどの種をどの畑のどこの場所にまくかよく考えることです。赤穂の畑は砂地ですので根菜類がおいしく育ちます。ですから、ごほうやにんじんをまくことにしました。相生の畑は葉菜類やなり物に合うようです。ほうれん草、小松菜、じゃがいも、そしてもう少し先になすびなどを植えたりする時期です。適地適作がなにより肝心です。 さて、問題はまいたり植えたりする時期です。早くても、遅くても駄目なのです。昨年はそれで大失敗をしたのです。野菜には季節を感じとる本能があるようです。葉菜類はみんな春になると花が咲き実をつけ子孫を残して一代を終えます。ですから、暖かくなる前にまいた種は芽を出し育っていきますとすぐに花を咲かせようとするのです。たくさんまいた大根が順調に育っていってそろそろ出荷できそうだと思っていた矢先に一斉にとうがたち、花が咲き始めたのです。これで大根は全部一巻の終わりとなりました。 今春はそんな失敗を絶対にしないようにします。赤穂の畑の近所に野菜づくりの名人安井のおばあちゃんがいます。「百姓はいつまでたっても一年生やで」と教えられました。 (記)
文・増田 大成 |